6歳でビンを拾って飢えをしのいだ日々
貧乏を楽しむなんて簡単に言えない。
飢えを子供の頃経験しているからだ。
いろいろな事情がある。
雪国で、木枯らしの中、父も母も全く金が無く、死んじゃおうかとつぶやく中、裸足にビニールの長ぐつで、あばら家を自ら飛び出してはビンを拾って稼いだ。
私の原点だ。
ビンがコロッケに、ハムカツになって、食パンになる。それが原点だ。
家族が飢えないようにそれだけだ。
キャッシュフローが大事だと、孫さんは言った。この感覚こそ生き続けられている源泉かも知れない。