SMAP考 40代の可処分所得の低下
SMAPの騒動には個人的には興味はない。
しかし、温泉地で学んだマーケティング感覚から見立てると、SMAPに金を出せる層の可処分所得の著しい低下があると見ている。
商売の基本は、金を出す客のサイフの柔らかさの見極めだ。
感傷的に、または保続的な観念は、絶えず流れる商売には、功罪をもたらす。
大学生を抱えた途端、同窓会の二次会には出られなくなる女性が多いという。同窓会自体への参加さえ減るのは明らか。
50代の男性の可処分所得もあやしい。
懐かしもので、商売しても難しいだろう。
小学生向け商材が、日本では岩盤だ。
勘ではなく、観察に基づき、ベイス的に考えてみることが大切。
また、古い統計手法の組み合わせで、損益分岐点ばかり見ていてもダメ。
最尤法を駆使して予測式を作っても、不十分。
観察こそ、大切。思い入れと思い込みは違う。
草津の温泉地では、かつて隆盛を誇った老舗旅館は衰退し、観察に基づき、商品を入れ換えた、経営者がいた旅館だけが、勢いがある。
これを肌感覚で身に着けることが肝要だ。