生き銭マンションの見つけ方
一時代前の話になるが、ワンルームマンションから2Kくらいの新婚向きマンションを購入した。
いずれも格安で購入した。僕のやり方はいつも同じ。必要以上に見下げられた物に、別の視点で価値付け出来るか見立てると言う物だ。
そして、時間を味方につけると言うこと。
時に損切りも大切だ。しかし、根拠のない損切りは愚かな行為だ。
さて、生き銭マンションは、どう見つけたか?
日本と外国、中でも北米とのギャップが激しいものに注目する。
また、誰もが金をだすものが何かを考える。
医者になるために、もし、子供が大学に受かったら、どうするか?
これは世界で共通している。リターンを求めることなく、お金を出す。
では、子供が、看護師や医者以外の医療者になるための大学に受かったらどうするか?
リターンを気にしながらも、金を出すだろう。
偏差値の高い大学を好みながら。
賢い経営者がいる大学は、生き残りのために医療系学部を設置する傾向があった。
北米と日本の間でもっともギャップのある医療者を探すと、理学療法士が浮かんだ。
日本では、専門学校ばかりで養成され、北米では大学院で養成している。
人気はある。そこで、理学療法士を作る大学の計画を調べて、その地域のアパート、マンションの状況を調べてみた。
当時、判断したのは、新築アパートの増築スピードだ。これが、様々な要因で、遅い場所で、格安ワンルームマンションがあれば、投資だと。
かくして、このアイデアは大成功した。元手が少なくても出来た。利益を確保して、儲け過ぎないよう、売却したのだった。
北軽井沢別荘が、いよいよ熱い
今年、北軽井沢の別荘を購入した。
いろいろと分析した結果、今の時勢で最適の投資との判断をしたからだ。
軽井沢別荘は、流動的な資産だ。絶えず売買が行われている。こんなマーケットは中々ない。
北軽井沢別荘地は、軽井沢と似て非なる様相にあった。しかし、共通するのは、やはり売買が行われていることだ。
金持ちの道楽から、投資で一山当てたい人の関心を集め、ブームが生じ、やがて、去った。
今、団塊の世代の人が、昭和暮らしへの最後のノスタルジーを感じえる、天然の場所。それが、北軽井沢なのだ。
軽井沢別荘は平均価格2000万、北軽井沢では500万円。コンビニも出来て、道路も良くなり、病院が近い。こんな環境、誰がほっとくのか?
マスコミも注目してきた。 私の資産形成のコアでもある。
ロボットを作るロボットを売る会社
東京の郊外に新川という会社がある。
この会社が、二部上場していた時のこと。
たまたま、その会社の近くで拾ったタクシーの運転手から”あなたもこちらに商売でこられた方?”と聞かれた。
余りに頻繁に人が来るといい、日本人より外人が多い、と話していた。
何より、ロボットが好きな社長であるらしく、三畳から、巨大工場二棟まで大きくした。
この会社の株を買ってみた。あれよという間に一部上場になり、倍の値をつけた。
私は、ためらわず、今度は売った。
草津温泉がV字回復したかに見える理由
温泉が好きだ。
草津温泉は縁あって、気になる場所の一つだ。
強酸性泉は皮膚病を表面的に緩和する。
江戸時代以来、昭和に至っても花街は存在した。
歓楽街は地域の麻薬だ。賑わいと経済をもたらし、暴力と悪ももたらす。
金で買える性が、そこここにある街には どんな境遇の者にも、等しく本能の燃焼を冷やす機会が与えられる。
婦人団体や、様々な正義や、倫理を標榜する人々が、行き場のない性に最後の生きがいを感じている人のささやかな選択を奪う。
草津温泉は、なぜ廃れたか?
調べてみれば分かる。バブル崩壊がキッカケではない。
文化的な催しを、前面に出してからだ。
明るいお化け屋敷は流行らない。
今や、草津温泉は若者がワンサカ訪れ、客が増えた。しかし、町の税収はたいして増えていない。
お金がどこに落ちて、回るか しっかり考えなければならない。
客数だけはV字回復したが、表の銭と裏の銭の両面から見たら、それは表面的なものだけだ。
大江戸温泉物語が、進出を止めた理由は、経営者が事業をファンドに売り払っただけではなく、外資系のマーケットアナリストは、人間の行動をくまなく観察して、別のベクトルを評価しているからだ。
バブル期の時価と当時の収入
バブル期に公務員をしていた。手取りは惨憺たるものだった。
今は民間の会社勤め、大した収入はない。では、なぜ、バブル期換算資産1億に至ったか?
それは、物が安くなったからだけではなく、人の心が変化したからだと思う。
いわゆるB級品とは傷ついた品物。目に見える傷だけではなく、何らかの事情のあった物件もB級品という。
大島てる、で検索すれば訳あり物件がたくさんあることに驚くだろう。
ブラジル人が言った。死んだ人間は襲って来ないが、生きている人間の方が危ないと。
昔、貧しい家庭にいた頃、見下げられた態度を幾度も感じた。心のセンサーを調節する術を覚えた。
つまり、情報を絶えずキャッチして、センサーを調節できれば、チャンスは掴めるということ。